YouTubeなどで、このような動画を見たことがあるでしょうか?
そう、こんな感じの動画です。
実は、これは「Flourish」というツールを使って作成することができます。
AdobeのAfterEffectなんかで作れなくもなさそうですが、ゼロから作ろうとすると大変な作業になるのは目に見えていますね。
しかしFlourishというツールを使えば、簡単に作成できてしまいます。

この記事では、flourishの登録から使い方を解説していきます。
実際に上記の動画を例にして解説していきます。
この動画はエクセルなどのデータをベースに作成されています。
flourish側がエクセル内の数字データを読み取って、それを連続的に可視化してくれています。
サイトは英語ですが、Google Chromeの翻訳機能を使いながらであれば、英語が苦手な人でも問題かと思います。
それでは早速解説していきます。
登録方法

登録は非常に簡単です。
まずは「Flourish公式サイト」にアクセスして自分のアカウントを作ります。
アカウントは無料で作成できます。

・メールアドレス
・ユーザーネーム
・名前
・パスワード
これらを入力し「Sign up」をクリック。

これでアカウントは完成です。
アカウントが作成できたら自動的にマイページへ移行します。
今回作成したものはマイページに保存されます。
使い方(プロジェクトを作成)

アカウントが作成できたら次は実際に動画を作成していきましょう。

テンプレートの中から自分の作成したいグラフを選択します。

今回は「Bar chart race」を選択します。

テンプレートを選択するとプロジェクトの編集画面が現れます。

右の赤枠で囲った部分を設定することでグラフのデザインなどを変更する事ができます。
ちなみにこのグラフは「国別の人口の推移」を表しています。
「Detaタブ」に切り替えると、元になったデータの編集ができます。
今回はテンプレートとして最初からデータが入っていたのでそれを使って使い方を説明していきます。

次で、データの見方を解説します。
データの見方

・まず赤枠で囲った部分、つまりA列です。
A列は「データラベル」でそれぞれのグラフがどの国のものなのかを表しています。
・次に黄色で囲んだ部分です。
これはカテゴリーを表しています。
今回の場合はアメリカ、アフリカ、アジアなどの地域で分けられています。
・次は緑の部分です。
これはグラフの右端に表示されている国旗(画像)のURLです。
・最後に水色で囲った部分です。
ここには実際の数値などのデータを入力します。
このように列ごとでデータラベル、カテゴリー、画像URL、データを区別しています。
また右サイドの設定の部分で、どの列をどの項目にするかの設定ができるので、必ずしもこのデータのようにしないといけないわけではありません。
※今回はテンプレートがあったので、それを用いて説明しましたが、本来なら自分でエクセルなどの表計算ソフトにデータを打ち込んで読み込ませてグラフを作成します。
グラフが完成したら緑の「Export & publish」をクリックします。
そうすると埋め込み用のコードが表示されますので、これをコピーして自分のサイトなどに貼り付ければOKです。


注意点

このツールは基本無料で使用できますが、無料アカウントだと作成したデータがオープンになってしまいます。
つまり、自分の作成したグラフやデータが他の人に見られてしまいます。
なので、個人情報などを扱っている場合は注意が必要です。
・作成したデータを非公開にしたい方
・HTMLコードを入手してflourishのクレジットを隠したい方
こう言った方は有料アカウントに課金が必要です。
またFlourishには作成したものをmp4などの動画形式で保存する機能はありません。
共有の際は、
・HTMLコードでサイトに直接埋め込む
・リンクを送信して相手にアクセスしてもらうか
今のところこの2つしかありません。
もし動画として保存したいなら、PCの画面録画機能を使ったりするのが一番手っ取り早いかと思います。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
実際の操作はそれほど難しくないので誰でも簡単に作ることができます。
会社のプレゼンや資料作成の時に使えばすごく分かりやすいと思うので、この機会に使ってみてはどうでしょうか?
ただ無料版だと作成したデータが一般に公開されてしまうので注意してください。
また、このツールはCanva内でも利用することができます。
アカウントの連携を行えば、flourishで作成したものをそのままCanva内で作成している資料やデザインへ反映することが可能です。
連携はとても簡単なのでCanvaユーザーは是非やってみてください!
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